自分を甘やかしてみても、うまく浮上できない日もあって。
高校時代からの友だちと、近ごろ気取ってフルコース。
雑多な居酒屋さんも好きだけれど。
同じくらいの予算で、ひるよるいつでもごちそうすてきごはん。
前菜もスープも主菜もたーっぷり盛られて、ちょっと無理して食べないとデザートまでたどりたけないくらいだった。
最後にはお茶受けのお菓子まで。
カモミールティーおいしかったな。
鴨いちごオレンジ野菜、じゃがいもとごぼう、すずきサフランソース、季節のタルト。
友だちは、わたしちゃんの現状を知り得ているひとりで、よく話を聞いてもらっている、というか、みなまで語らず、ちょっといましんどい、という一言だけでも、うん、いいよ、焦らずに、すいそのペースで大丈夫だから、と心配や詰問は一切なし、こちらからの説明も不要、という楽ちんな気持ちで会える気安い子。
わたしも楽しみなことを日々に差し込んで、楽しみーという気持ちで頭のなかをいっぱいにして、ふいのかなしみを見て見ぬふりしているのが、きっといま。
おいしい食事は、それだけでしあわせな気持ちになれるでしょう。
スパークリングワインも飲んだよ、大好き。
それでも、うまく気持ちがついていってくれないときもあるんだなあ。
実は、昼間まで結構調子良くて。
今週は月曜火曜が仕事できなくなるくらいしんどくて、おや水曜木曜なんかしんどくない、金曜日お休みもらう予定だからかなー、今夜もフレンチだからかなーと思っていた。
フレンチ、食べているときに、ちょっとマナーのなっていないサラリーマンたちがいたのがよくなかったのかなあ。
せっかくすてきなのに、どうしてそんなだらしなく腰掛けて、がぶがぶワインを飲んで、えげつない会話をこちらにまで聞こえてくる大きな声で。
そうだな、たぶん彼らのせいだな。
まあ、病院行くし、元気な状態で行くより、ある程度調子悪めでいった方がいいよね、なんて。
そして、彼らのことを書かずにおこうと思っていたのにね、書いてしまうと思い出してしまうし、記録されてしまうと、楽しかったおいしかったすてきだった、でも、になっちゃう。
まあそんな日もある。
わたしちゃんは、そういう、ちょっとした完璧じゃなかった残念ポイントを、ついつい、あーあっていつまでも悔やむ癖があるから、あららーしょうがないなーって、さらさら通り過ぎてゆく練習。
夜、寝落ちする方法でしか最近眠りに入れず、よって明かりもテレビもつけっぱなしのまま、明け方目が覚めて消す、というのが2週間ほどつづいていて、だからきっと眠りも浅いのだろうし、当然からだもだるい。
よく、明かりを消せないまま寝落ちしているのを叱られた。
寝落ちするかたちでしか眠れないときがあった。
読みかけの本、ゲーム途中のスマホ、消せないラジオ。
だって、待っていたんだよね。
明かりを消してしまったら、眠ってしまうから。
いまは、どうして眠りたくないんだろう。
ものすごく眠たい、と思うのに、起きていようとして、落ちてしまうかたちで眠るのがいちばんいい。
やりたいことはたくさんあって、だけど仕事に行っていると、それだけでもう疲れちゃって、お家帰ってくるともうなにもできなくて、でもほんとうはいろいろやりたくて、だから眠ってしまったら本格的になにもできずに明日になってしまうから、眠りたくないのかもなあ。
なにかできるほど覚醒しているわけでもないから、寝ちゃった方が明日できるかもしれないのにね、いまやりたいんだよね。
そんなこんないろいろ考えて、書きとめて、また遅い時間になるのです。