夏の終わりの野良にゃんこ
大人になっちまったんだなあと感じるのは、
はああんっ! を覚えた瞬間に、周囲の目を気にせず
カメラを構えられなくなった自分に気づくとき。
むかしは、150%近い乗車率の満員電車内で
かろうじて座席のすみっこを確保し、
余った毛糸で束ねたコピー用紙の裏側に
つたない小説だって書いていた。(それで賞だって獲ったのだぜ)
怖いもの知らずだった、ほんとうに。
わたしはとてもギラギラしていたし。
あれって、まさしく若さゆえ、若気の至り、青臭かった。
永遠の17才だったし。許されていたのだ、なにもかも。
野良ちゃんの写真が撮れたから、
うれしかったなあってだけのはなしなのだ。
出勤ラッシュの時間帯で、目指すビルはほぼほぼみんな同じでさ、
急に立ち止まったりしたら流れを阻害するから、にわか迷惑。
このあいだの土日の大雨で、
部屋のそばの公園脇には松ぼっくりやどんぐりが大量に落ちた。
けれど、日が経つにつれ減っていく。
風に吹かれたり、蹴られたり、登下校中の小学生が持っていったり。
そうして、たぶん来週までにはきれいさっぱり掃ききよめられてしまう。
無数の松の葉もみんな、ビニール袋にぎゅうぎゅうに詰められて、
あとにはアスファルトだけが残ってさ、何もかもすっかりいつもどおりだ。
おやすみ、せかい。
今週のお題「読書の秋」
急 Lost languages No.9
キューと聞いて Q を連想し、
劇場版ヱヴァを連想をした輩は わたしだけじゃないはずだ……
(しかも羊のドリーとともに作中をさくっと横切っていっていく) *1
きのうは起き上がれるよろこびに、よろこび勇んで出社したにも関わらず、
きょうは出社してすぐに小っさなことで落ち込んで、あほだなー〻〻
異動がかかって、もうすぐ1年経つのか―……
この1年で、わたしはありとあらゆる人間関係をあきらめた…
この半年は特に謙虚すぎて……
でもさー、ものそい出会いもあったし、たぶん人生うまくできてる
プラマイゼロの法則なんだろうなあとかおもうと、仕方ないかーって。
なんぞ、いまいま突然に思えてきた。
あのねー、『キュー』めっちゃおもしろいです。
読めるとこまで二度三度読みしまくってる。
わたしははやく湯船に浸かりたい。白濁した湯はとろみを帯びて、足の指のあいだまで入念にみがかれたわたしの素肌へ吸い付くように引き寄せられる。君はキッチンへ姿を消す。ほんの少しだけ、それでもわたしは不安に苛まれそうになる。350㎖缶の発泡酒を2本、片手で器用に持って帰ってきた。
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月18日
好きな人より、一緒にいて楽な人。君は甲斐々々しくわたしの面倒をみる。左手が、薬指にはめられた銀色の分だけ重たくて、湯床まで沈みきったところでかつんと弾かれた。わたしはなんだかかなしくなって、はたはたと涙がこぼれはじめた。気づかれてはいけないのに、君はすぐにふり向いて頬をぬぐった。
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月18日
濡れた人差し指の関節を舐め、まるでそれをつまみみたいにお酒を飲む。好きになれたら楽なのに、なんて幼稚な願望はずいぶん前にどこかへやってしまった。寝んなよ、のぼせるからさ。湯船はあたたかく、喉を通る一口はつめたい。君の声は湯気にまとわれ、溺れた視界はいっそうぼやけた。#星屑めも
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月20日
うまく説明できないのだけれど、短歌はこんな感じの思いつき掌編を
「五七五七七」に込めて詠っている感じで、
小説にならないまんま、あーまた、書ききるにはせかいが足りない……と
あきらめていたわたしを、たぶん救ってくれた。
でも、でもまだ、まだ足りない。
きみは出てくるひとだと思うよ。
お世辞でもいい、わたしはそのことばに縋りつく。
おやすみなさい、夜とせかい。
――もう夏も終わり。
ちょっと待て、
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月20日
タイムリーすぎるから笑#キュー #上田岳弘https://t.co/wGasPcZRej pic.twitter.com/GWiJWvLM1m
まるで中身がない。
絶賛秋休み無駄使い中。
きのうの午後からついさっきまで
起き上がると目眩ぐらぐらで、ひたすら横たわっていた ///
→ で、起き上がれるようになったらお腹も空いてきたので
秋季限定発泡酒と納豆とチーズを食している。いまここ。おいしい。
2日間で『こよみヴァンプ』3周して、『Fate』の一挙を観ました。
( Fate はまだちょっといろいろわからないまま観ているのだけれど、
これ小学生のとき出会っていたらドハマりしていたに違いないわ……
ってことだけは痛感)
僕はおまえを助けない。#傷物語#鉄血にして熱血にして冷血 pic.twitter.com/giEiD6Z0ah
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月16日
【#Fate いよいよ本日】
— AbemaTVアニメch【公式】 (@Anime_AbemaTV) 2017年9月16日
Fate[HF]劇場公開記念!今夜8時 #FateUBW独占先行放送 開始📺今日の日替りカウントダウンは遠坂凛💎#Fate放送まで毎日プレゼント
フォロー&RTで第3弾ポスター付前売券を1名に🎁https://t.co/SsZAxzKk9o
あしたもこの調子で起きてられるといいなあ。
でもまだ台風いるし、気は抜けない……
荒木さんすき。
「台風が温帯低気圧になるなら弱まってるってことでしょ?それなら安心だね!」とお考えになられている方はこちらをご覧ください.弱まるわけではありません. pic.twitter.com/eVvUVePVH2
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年9月16日
おやすみ、せかいと雨降り。
連休初日は読書してた。あと『XXXHOLiC』観てた。
*1:
たぶんもうすぐ、魔法が使えるようになる
お部屋を、植物と本だけの空間にしたい。(遠すぎる道のり)
毎週末、ひと区画ずつやりたい。
そう思い至って夏が過ぎ、不運なことに日々はいささか下降した。
けれど、なんだかんだもう慣れっこにもなってしまって
仕事を休んでしまうことも、朝から晩まで寝込んで過ごすのも、
みんなみんな、いつのまにか開き直ってしまった、、
他人がこわいのではなく、知り合いがこわいのだ。
いくらことばを尽くしても、
言語次元が違う相手には真意なんて伝わらない。
そんなん、とっくのむかしに思い知らされていたはずなのに
わたしはまた、他人に期待してしまっていた。
しかも、特別でもなんでもない他人に。
わらっちゃう。
それで、がたがたがたっと不安定を冗長させてしまった。
おばばの話が書きたい。
プロットを書きかけては行き詰まり、
目の前の白紙原稿になにを求めているのか
ちっともわからなくなってしまう。
きっと、確かに現実に起きた出来事や、
実際の死、それらに引きずられすぎている。
たぶんわたしは、
今回のことで完全に他人をあきらめてしまった。
けれど、わたしにはわたしがいて、
わたしのなかにはあふれ返るほどの理解不能があって、
ことばがあって、感情があって、情景がある。
それだけあれば、充分じゃないか。
けれどもわたしは、未だになんにも持っていない。
だからいつまでも不安定なんだろうなあ。
欲しいものは欲しがっていいんだよ。
かなしくなったら、魚の気持ち。
おやすみ、せかい。
――ばあちゃんはゆずのことが心配だよ
しそジュース、うちのおばばも毎年つくってくれたなァ。。
⇩きょねんのわたしさん。
ねえ、あなたのためにあたし、生きていてあげようか。
このあいだの日曜日は、2012年公開の岩井俊二監督作品『ヴァンパイア』を
観てきた。しかも、岩井俊二監督の舞台挨拶付き……!!!!
「岩井俊二監督だああああ!!!!」という、めっちゃ平凡な感動とともに
あのウェーブ髪の監督をお迎えし、前のめりでお話を聞かせてもらってきた。
いろいろ聞いてみたかったけれど、緊張して質問できなかったなあ……
岩井俊二監督のおしゃべりは、ぽんぽんぽんっと寄り道をくり返しつつ、
まるで関係のない話題になっちゃった?と思った矢先、落語の枕のように
自然と話題は主題へと引き戻され、わたしってば もしかして、いままさに
監督の天性の才能の一角を目の当たりにしちゃってんじゃないかしらと、
最後の最後の最後まで、ただただドキがむねむねしまくりだった ٩꒰ ´ᆺ`꒱۶
監督曰く、「打ち上げ花火〜(ドラマ版)*2 」と『ヴァンパイア』の2作品がご本人の中では未だ最高傑作であり、
これを超える作品は撮れていない、とはっきり言い切られ……
さすがに会場がどよめいた。(大人の事情とか考えちゃった〻〻)
インターネットという無限に広がりつづける情報社会のなかで、
わたしたちは画一的なものの見方に引きずられがちだ。
殺人は悪いことだし、詐欺や盗作その他諸々、犯罪は侵してはならない
行為であることに間違いはないのだけれど、
背景にどんな物語があったのか、わたしたちはちっとも想像しない
インターネットやTVニュースで連日報道される無数の犯罪、
こんなひどいことをする奴は悪い奴に違いない、最低だ何を言われても仕方がない、
大衆はひとだび植えつけられたイメージから逃れる術そのものを失念している。
イソップ童話『かえると子ども』を例に挙げていた。
池に小石を投げる遊びをしていた子どもたちの前に、1匹のかえるが
あらわれる。きみたちにとってはただの遊びでも、わたしたちにとっては
生活をおびやかす大変危険な事態なのです。やめていただけませんか。
すると子供たちは石投げをやめて、お家へ帰っていきました、
といったような短い童話だったはず、とのこと。
実話を元にしたこの作品は、
まさに家族の背景を知りえない大衆であったわたしたちに、
報道された事件の裏側をフィクションとしてありあり描ききった。
映画にはフィクションであるという大前提がある、だからこそ
僕はまだ誰も気づいていない景色をつねに撮りたいと思っている。
感性には惹かれあうものが少なからずあると思うから、
お互いに見ず知らずのひとたちが、今日もこうして呼応しあって
再上映というかたちも成り立った。
見知らぬ背景を、観客のみなさんがそれぞれむしやむしゃ味わって、
味わってくれた受け手の数だけ作品は変貌する。だから、
なかには意図する答えとはまるで正反対の誤解した解釈を得るひともいて、
ちょっとした誤解から、答えらしい解釈とはまるで真逆の咀嚼をしたと
しても、そこには確かにもうひとつ確かな物語が成り立っているんだよ。
僕は、それはとてもいいと思う。
結末を観客の見解に委ねる作品もあるけれど、
僕の場合は最終的に一観客として納得のいく結末を求めて、
毎回作品を撮っているから、観終わったときに
「なるほどそうかあ」って満足感が自分でも欲しい。
(ここそこのシーンはどういう意味ですか? あのキャラクターは悪い奴ですか? そんな質問を受けたとき、監督はまず、 あなたはどう思いますか? と問い返す。 それから、それで正解です、と答える。 作品は公開された瞬間から観客のものになる)
でもやっぱり、不思議だよね。
僕らが思いもよらない誤解が、そのひとのなかでは物語として成立している。
いつか「誤解映画祭」なんてものが開けたら、すごくおもしろそうだよね。
無理してでも出向いてよかったと思える作品、そして時間だった。
おやすみなさい、せかい。
*1:
*2:
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*3:
グラスを置く、位置についての考察
今週のお題「はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」🍺グラスを置く、位置についての考察
ちょっとまた TLを荒らしそうな勢いだったので、こっちへ逃げてきた。*1
ただ、依存していたらしくて
置いてきぼりにされつづけて
自分の価値とか底の底まで
突き落としちゃってて
だれにも話せなかった
そんなときに聞かれたのだ
いま、どう思ってるのって
わたしは「怖い」ってこたえた
ただ抱きしめて
安心させて欲しかった
そんなの伝わらないよね
今日はこのあと出かけるので、もう飲んでる。
っても、STRONG ZERO 缶ですけど *2
ちなみに、情緒不安定過ぎて、
きのうも早朝から各種発泡酒を飲んでいました……
明日、明日出かけるんですけど
正直、先週予定を入れてから
緊張やら不安やら躊躇やら……
せめて、爪を塗り直したい
塗り直したいのに、
除光液で湿らせたコットンを
指先にのせて10秒、、
その10秒すら鬱陶しい……
(だけどもうボロボロ)
やっとひとりのおやすみ
土曜日だー⛅️
(普段出かけない目的地へと向かう際、軽くアルコール摂取していかないと
現地でまともに喋れないという経験をあからさまに先日経験したので
早朝だろうがなんだろうが、身支度のうちとして冷蔵庫に補充する日々)
ちなみにヤバかった日↓(TOPのインスタ写真の日も……)
#歌会 お題「水」「自由」
伊波さんにお歌を褒めていただいたので、
図に乗って秋の文学フリマへ出品予定の
豆本には短歌を載せようかなって✨(*゚ー゚*)
(ごほうび図書カードをいただいてしまった!)#文壇バー #月に吠える#星屑と人魚 pic.twitter.com/Ja8fm5cqOX
なんだかんだの鬱々は、2年くらい前までこのブログを遡れば
ウザいほど書き綴られているので、いまさら蒸し返してんじゃねえよって
高校生の頃一緒にいてくれた晃ちゃんにわらわれる気がする。
(てゆうかブログ開設理由が自分と話すためだった……)
いま突如として人格確定したけど、
そうかあなたは10代の頃のわたしですヵ。
多重とかそんなものではないです、話し相手です。
みんな、自分と対話するもんだと思ってた。
そうでもなかったんだーって江古田で赤髪の子と話していたときに知った。
彼もわたしとおんなじで、自分と対話するタイプの子だったと思うんだけど。
(10代で太宰を経由するのは当たり前、という認識が
世間一般では常識ではなかったというアハ体験と同義……)
標本にされて
ピンで留められて
丁寧に防腐処理を施され
温湿度も綿密に管理された
ガラスケースに飾られたい
ねえ、
それくらい手のかかる愛玩物
きっともう、
ひとでなくていい
日に一度、愛でてもらえたら
いつか忘れられたって
その頃にはあたし
かたちだけのものになってる
偶然出会えた、10才以上もはなれている女の子が詠んできた1句が、
余りにツボ過ぎて、未だにふとした瞬間に脳裏をよぎるのだ。
そして、↓ここへ戻る。
ねえ、依存してもいいよって
あたまなでてくれるなら
わたしは全身全霊で
あなたのことを好きになるし
ぜったいに裏切らない
依存って、その定義が
ほんとは全然わかってない
あ、洗濯機終わっちゃった。
干して身支度して出かけなくっちゃ。
本日のお出かけは死守なの。とても特別なので。
今日の色を思って、きのうマニキュアだって塗り直したんだから。
わたしちゃんえらい。ていうか、わたしちゃんけなげ。
#マカロンラベンダー 色に
なった。かわいい。❀ ❀ ❀
おやすみ、せかい。いってきます。
「星屑と人魚」に掲載した過去作のうち、完売組や
さらなる過去作もろもろ、こっそり kindle にあげちゃってたりして……
夜のななふし / 胎内くぐり (いばら姫と人魚・2015秋冬号) (星屑と人魚)
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思いがけず耳にした、まだ制服を着ていた時分の郷愁は、水中から空を見上げたときのきらめきみたいだった。深海へ沈めてしまった音楽たちだって、いつか聴けるようになるかもしれない。かたちはないけれど、色はあって、ときどき匂いもあって、風がはこんでくる。ことばなんて無力だと思い知らされる。
- 作者: マイケルライト,Michael Light,桧垣嗣子
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エンドレス Occultic;Nine *3
もしかして聖地巡礼……
かなしい夢をみました。
夢でよかったね
だけどかなしいね。
あんまりいじめないで。
日本語が好き本が好き紙が好き
文字が好きひらがなが好き
ことばをたいせつにしているひとが好き
うそは嫌いやさしいうそも好きじゃない
お話が好き言葉遊びが好き
ものがたりは大好き
書くのも読むのもどっちも捨てられない
愛想笑いは得意おべっかは苦手
好きなことが好きなひとがとても好き
*1:
*2:
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*3:
おかえりただいまおやすみおはよう
相変わらず、TL*1 を荒らしていました。
小説書いてないけど、秋の文学フリマは短歌と俳句を寄稿します。
さいきんは、短歌を詠むことがとても楽しい。
お昼休みに、1首詠む。
頭のなかに、浮かんでは消え、浮かんでは消えていた、
触れれば「ぱちん」と散ってしまう
あぶくみたいなそれ、たくさんのそれ、それらを
三十一文字に置き換えたら、
ものがたりがいくつも生まれて、とてもしあわせだった。
ことしも田舎から桃をとどけてもらう。
気がつけば、すっかりうちの仔が桃サイズ。
愛すべし可愛ゆさ。
おやすみ、せかい。
「星屑と人魚」に掲載した過去作のうち、
完売組をこっそり kindle にあげてみてたり……
✿Amazon kindle CAPTCHA -「楢崎櫻子」星屑と人魚
お昼休みは、ごはんより読書な日もあるよ。
#女生徒 #太宰治#ランチ読書 #琥珀文庫
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月6日
なぜ私たちは 、自分だけで満足し 、自分だけを一生愛して行けないのだろう 。
いっそこのまま 、少女のままで死にたくなる 。
「みんなを愛したい 」と涙が出そうなくらい思いました 。https://t.co/QX31a4DAPl
花でめまいがするって 、
— ✿すいすい✿ (@kujiranoutauuta) 2017年9月6日
そのとき初めて味わった 。