覚悟はついていますか。
そこに、覚悟はありますか。
わたしという人間と向き合う覚悟はありますか。
喉元過ぎて、忘れてしまってやいないか。
わたしは、あなたがお手上げした人間で、あなたがhateした人物で、あなたがあなたの日々から排除した存在だよ。
忘れていませんか。
わたしは、外見があなた好みってだけで、あなたの思うような都合のいい性格をしているわけじゃないんだよ。
むしろ真逆、わたしのことばはひとよりもトゲがある、わたしのあたまは恋愛脳、わたしの独占欲は人並み以上。
ちゃんとわかってますか。
そのへん、受け入れる覚悟をつけてきてるんですか。
そんなふうには、まったく感じられないのですが、杞憂ですか。
わたしは聞く、なんで?
あなたはこたえる、なんでってそうしたいから。
それは、答えになっていない。
あなたは、わたしのなかの人間性を受けとめる覚悟があるんですか。
そんなものうっちゃって、たださみしいから、あの日々を忘れてしまったから、あなたのなかで、なかったことになっていませんか。
わたしは、安心が欲しい。
あなたも、安心が欲しい。
わたしたちには、相手の安心を考えてやれる余裕なんてなかったんだよ、気づいてますか。
だから、わたしはあなたによりかかれない。
あなたにしがみつけない。
あなたの目をみて話せない。
感情が停止する、やさしくされるのは安心、でもそれはまた一時的なものかもしれないと身構える。
あのね、だからわたしはことばが欲しいんだよ。
言わされたことばではなくて、みずから口にしたことばは、その瞬間からあなたを縛るから。
きっと、その危うさを本能的に知っているから、あなたはいつもいつも、大事なところでそれらを口にしない。
口にしてしまったら、そこには責任がうまれるから、あなたは自分本位という自由を手放す覚悟がつかなくて、語らずにわたしにそれらをゆだねる。
そうして、責任を片方に押し付けるんだ。
だって、わたしちゃんがそう言ったから、わたしちゃんがそうしたかったんでしょう、わたしちゃんがわたしちゃんがわたしちゃんが。
あなたの意志はどこにあるの。
あなたは覚悟をつけてきたの。
それを証明して、わたしにもわかるように、わたしにもわかるやり方で、わたしに信じさせて。
覚悟はついていますか。
おやすみなさい、せかいはなるようにしかならない。