合評会だったよ。 サークル星屑と人魚 2015秋冬号「いばら姫と人魚」
今週のお題「いま学んでみたいこと」
こないだの日曜日は合評会。
楽しかったなー
そして、まだ書き上がっていないから、みんなの原稿を読ませてもらった真っ赤っかの1週間休憩はおしまいで、向こう1ヶ月のあいだに、わたしちゃんはわたしちゃんのせかいの物語をかたちにするんだよ。
合評会で毎回なにより楽しみにしているのは、決して示し合わせたわけではないのに、全員の原稿に細い糸でつながれた、きわどい共通点が見出されることで、最終的にそれは冊子のイメージになる。
前作の「星屑と人魚・2015春夏号」は、ゆりゆりしながら艶めかしく、女々しく見せかけてたいそう強かな10編だった。
次作「星屑と人魚・2015秋冬号」は、淡々としていながら凶暴で、それでいて人の体温からは逃れられず、宿り木の命を奇しくも蝕んでいってしまうような6編。
冊子タイトルは、そんなイメージから「いばら姫と人魚」に決まった。
文学フリマ・東京で、袴着て売り子している団体を見かけたら、それはわたしちゃんたちです。
なんて、書き上がってもいないのに告知しているのは、自分自身を窮地に陥れるためだな、そろそろ冷静になれただろうか、そろそろ読み返す勇気は湧いてきたかな。
今回も、手ざわり気持ちよい表紙です、なでなでしに来てほしい。
なでなでしてくれるだけでうれしいし、なでなでだけならプライスレスだよ。
うん、若干テンションがおかしいですが、それは昼間の胸痛、動悸、両手のふるえに加え、ここ半月近くつづいている微熱と、おそらく気候による偏頭痛。
晴れると左のこめかみ痛くないんだもんなあ、気圧デビューしちゃったなあ。
抗うつ薬が効いていないのかもしれなくて、それは抗うつ薬を増やして抗不安薬を減らしたら、薬飲み忘れる日もあるくらいだったこのからだが、病院行く前の状態へと日に日に後退していっているから。
おとといよりきのう、きのうよりきょう、仕事をしていられなくなって、10階の窓から幹線道路とざわめく木々ときらめくさざ波と、それらがすべてしとどに濡れそぼつせかいを見下ろして、痛みと強く打つ鼓動が遠ざかるのを待つ。
さいきん、すこしかなしいことがあって、それはわたしちゃんのとても好きな相手に起きていたできごとで、どうにもじっとしていられなくて余計なおせっかいを焼いてしまったら、あからさまに避けられてるよ……がーん……っていうね、2週間くらい。
だけど今日、好きに違いない誕生日プレゼントをこそっと昼休みの席立っているあいだに机の上へ置いておいたら、夕方廊下ですれ違ったときに、数週間ぶりの笑顔を見た。
わたしは好きな人には嫌われたくないんだなあと心底おもい、もしこれで原因不明の胸痛やら動悸やらが納まっちまったら、そりゃぁもはや恋だなとか笑ったけれど、それよりも、なんていうかぶきっちょ兄弟同士が、あと一歩のところをずかっとふみ込んでちょっかい出すことができないのと似ているような気がした。
わたしがつらかったのは、相手が笑わないことではなくて、わたしが素通りされることで、その積み重ねはまだほんの2週間程度のことなのだけれど、どうしてもかなしくて、それって自分本位すぎる、わたしは相手のことを心配してなどいなかったのだと気づかされて、ひとの浅ましさを知る。
自分がつらいのがかなしかったんだ。
だからきょう、絶対によろこぶにちがいないし、これでスルーするとかありえないでしょってプレゼントを仕掛けたのだった。
スルーすんなボケーーーーて。(心の声です)
素知らぬふり素知らぬふりして過ごした2週間ぶりの、そしてくしゃっと笑顔は超絶ひさしぶり、相手はわたしの顔をちゃんと見て、ありがとうってうれしそうに言った。
わたしちゃんはとてもうれしい、なぜなら、じぶんが再び、きちんと視認されたから。
ひとにしてあげられることなんてまるでなくて、よりそうことなどそう簡単にできることでもなくて、無力なのではなく、それは致し方のないことなのだな。
あれよあれよと、いつのまにか話があさっての方向へ。
めでたしめでたし、おとぎ話のお姫様たちはほんとうにしあわせになったのかしらね。
おやすみなさい、眠れる森であなたはせかいに絡めとられる。
#CookieCruller #Breakfast #Cinnamon
これは、いっちゃんさいごのごほうびドーナツ。
合評会前の腹ごしらえ朝ごはんでしたよ、まる。
【参加します】
第二十一回文学フリマ東京
開催日 2015年11月23日(月祝)
サークル《星屑と人魚》
2015秋冬号「いばら姫と人魚」
ーー6人の女たちが紡ぐ物語の森と海の底。
子どものころ好きだったのは、いばら姫よりも断然12人のお姫さまだった。
この絵本も、いつか手元に置きたい。