純愛、もしくは偏愛、かなうことのない片想い
こんなことしている場合ではないの。
もうなにもかも終わってしまったというのに、いつまでわたしはあたしを傷つけるんだろう。
牡蠣のチーズ焼きは身にかぶりついてはいけないので、ケチャップ味のチーズ部分だけ箸でつまんだ。
味はもはやタバスコ味であり、ああ、これはもはや牡蠣も台無し。
ピザトーストの味がして。
牡蠣は牡蠣で食べた方が牡蠣に対して誠実だとおもった。
食べられないから、好きにすればと口ではのたまうのだけれど。
牡蠣がかわいそうだ。本気?
*
ボトルワインを消化しにかかっている。
線を抜いてしまうと翌日には酸化がすすんで味が落ちてしまうから、バナナをひたして甘みを補いなんちゃってサングリアを仕立てると、もういくらでもごくごく飲めるようになってしまう。
きのうそれで、ほぼほぼ残っていたボトルの赤ワインを飲みほしてしまった。
おかげで眠たく、はやく寝落ちすることができたけれど。
焼酎と日本酒がまだあって、そちらはなかなか手強い。
ワインのようにかぷかぷ飲み干せない。
かぷかぷしながら「亡き王女のためのパヴァーヌ」をひさしぶりに聞いた。
ベタな伏線。
『いちご同盟』は断捨離せずにおこうか。
わたしちゃんはしなないけれど。
飲みほしてしまうと、それはそれでさみしい。
パライソ ピノノワール | カリフォルニアワイン | Wine Shop 115 KITADAYA【ヴァレンタインにおいしいワイン!チョコに合うシャンパン!】
- 作者: 三田誠広
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/10/18
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (69件) を見る