スイソさん、がんばらない。
事務手続きもなもなスープご飯で2時間半ほど話す。
決して、完璧にしあわせな人生は歩めてこれていないけれど、それでもなんでもうまくいくわけじゃないから、折り合いをつけて生きてきたんだと思うわ、と。
それでも、世の中にはあこがれてしまうかたちがいくらでもあふれているから、もしかしたらそれらは作られた体裁のカタチなのかもしれないけれど、うらやましいなとか、あそこでこっちの道を選んでいなければ、きっと自分もああだったのになとかね。
そんなのわかんないじゃんって言ったけど、母はそれでもねえ、と最後のひとさじをすくって、まだ話していて大丈夫かしらと店内をふりかえっていた。
でも、空いてるから大丈夫よねって、すぐわたしの方に向きなおって話のつづきに戻ったけれど。
確認すべき連絡がとどいているのを知っている。
でもそれが、受け入れてもらえない旨について記載されてあるのだろう想像は容易にできて、フリックひとつできない帰り道。
さむいなあ。