流星はめぐる
今夜は流星群だね。
「夜半には、月は西の地平へ沈むので、
きっとたくさんの流れ星が見られますよ」
ほんとうに、そうだといいな。
だいぶ落ち着いてきていた体調不良が、逆戻りしはじめている気がする。
それでも、1年前にくらべたら、ずっと安定しているけれど。
今週に入って、またマグカップにいたずらをされてしまい*1 、気持ちでは「ああ、もうしょうがないなあ、もう笑うしかないねえ、どうしよっか、どうしようかにゃ」ってなお気楽をよそおって、反面、からだがついてこない。
職場の上司からも、楢崎さん、無理して大丈夫って言い聞かせる癖があるって。
言われて、わたしちゃんは笑うんだ、ほんと、困っちゃいますよねー。
おとといよりもきのう、きのうよりも今日。
今日さ、数か月ぶりに、また仕事が手につかなくなっちゃった。
そんなにダメージくらってんのかなあ。
精神的にきもちわるいか否かと問われれば、激しくきもちわるいよ。
ぜったい許さないんだから、わたしちゃんたちにこんな嫌な思いをさせて。
とっとと、しっぽを掴みたい。 いい加減、勘弁してくれ。
先日、職場とはまったく関係のない友人に現状について話をしたら、それってもしかしたら、相手は発達障害かアスペかも、と指摘された。
彼らは自分の行動に後ろめたさなんてまったく感じていないから、周囲にわかってあげられるひとがいるなら、いますぐにでも病院へつれていってあげた方がいいだろうね、、そうはうまく事がすすまないのが大抵なのだけれど。
だって、結婚もしていて、奥さんはしっかりものらしくて、お子さんもいらっしゃるのよ。わたしちゃんはそう反論した。結婚していて、お子さまもいて、なおかつしっかりものの奥さんがいるなんて、それってそんな簡単に手にいれられるものじゃなくないって。
奥さんがしっかりものって、もうそれ完全に共依存だよ。面倒見てあげなきゃいけない責任感によって己を満たすひとたちもいるんだよ。だから、出会うべくして出会ってるね、その人たちは。
わたしちゃんは愕然とする。
わたしちゃんのなかの、画一的な人間観。それは「まっとう」という、とにかくぼんやりしたイメージ。だけど、そのぼんやりは、わたしちゃんの周りでは感覚が一致してしまっている。だから、いっそう画一的になる。なんとなく、そうだよね、わかるわかる。そういう、仲間内だけの、みなまで言わずともわかりあえる感じ。ときどき、まるで世界観の違う子に出会って、勝手に傷ついちゃったりするんだけれど。……だって、ぜったいわたし、悪くないもん……
終盤が子どもじみている。
ああ、仕事行きたくなくなってきちゃった。
今日は、ご機嫌ななめを気取って一日過ごしました。
とっととひっかかってくれ。
もにゃん。
モネを見てから、わたしのせかいは見せ方を変えてきて。
おやすみを言うにははやすぎる、今夜、せかいには流星がめぐる。
やさしさも思いやりも、もはや育ってきた環境によってもたらされる本能なんだとおもう。
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【参加します】
第二十一回文学フリマ東京
開催日 2015年11月23日(祝)
サークル《星屑と人魚》
❋ 2015春夏号「星屑と人魚」
ゆりゆりとして艶めかしく
女々しく見せかけて たいそう強かな10編
❋ 2015秋冬号「いばら姫と人魚」
淡々として凶暴
よりそう体温が宿木の命を蝕んでいく6編
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今週のお題「行ってみたい時代」
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