かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

すばらしき日曜朝の日常風景 その記録

https://www.instagram.com/p/Bd6QO3UjsUi/

*これが、だいぶ元気を取り戻したわたしちゃんによる

 すばらしき日曜朝の日常風景です。

 

 

休職しようと決心したとき、わたしは

もうここから逃げてしまおう、ぜんぶ他人(ひと)のせいにして

泣いてしまおう、押しつけてしまおう、

もうなにもかも、あきらめてしまおう、そう思った。

 

正直、ここへ吐露することすらできなくなっていたのだから、

書いて書いて書いて、書いて書いて吐き出しまくって、ようやく

自分の内側に溜め込んだものを発散することができるようなわたしなのだから

もうずいぶん長いこと、わたしはわたしではなくなってしまっていた。

 

書くことが好きです。読むことも好き。

詠むこととは、昨年の夏に直接的な出会いに恵まれた。

 

いつだって、焦っているのだ。

10代の終わり、わたしは本気で、小説家になりたいと思っていた。

あほみたいに真剣に、書くことへの情熱とものがたりのせかいへ身を賭す

ことへのきらめきを願い、散々回り道もした。学生時代のそれは、

もうほんとに、モラトリアムそのものだった。

 

どんなにつらくても、苦しくても、かなしくても、泣きだしそうでも、

毎朝身支度を整え、仕事へ行った。

仕事をしているあいだは、なにも考えずに済んだ。

調度いい具合に新規案件のデイリー業務が重なったりなんだりで、

ほんとうに仕事中は仕事のことだけ考えていられた。

最初は、どんなにしんどくても、怠けず会社に行くことで

わたしという人間が日々を重ねている、

自分自身を肯定させられていたのかもしれない。

 

真面目なひとほど「うつ」にはなりやすいんですって。

ほんと、それ。

わたしはきっと、大丈夫な自分を演じすぎた。

気持ちも安定してきて、ちゃんと笑えるようになった。

仕事中、ふいに涙がこぼれてしまうようなこともなくなった。

つらい自分を晒したくなくて、運よく視界から外れる窓際の席から、

このまま異動させないで欲しいと上司にお願いして、がんばった。

 

楽しくなくても、とってもかなしいさなかでも、

わざとでいいから笑ってみるのは大事なことで、

しあわせホルモンとか出ちゃうんだって、脳が勘違いしてくれるから。

 

あのね、わたし、無理してるつもりなんて、全然なかったよ。

ただ、だんだん、笑っているのが、つらいなって思うことが増えてきた。

職場では、笑顔のわたしを見て、快復してきたんだと判断された。

異動の辞令がおりてしまって、お医者様からは唖然とされたっけ。

わたしだって勘弁してくれっておもった、だけどそこには元気っぽい

わたしちゃんがいたから、また頑張りますって笑顔でこたえちゃった。

こたえるしか、なかった。

 

ああ、そっか。

そういう小さな積み重ね。

小さな我慢をいくつも、いくつも重ねすぎちゃったのか。

 

心配されるのは、とても気負う。

 

お休みをもらって、まず最初に思ったのは、

ああこれでもう、毎朝「お休みさせてください」って

メールしなくていいんだって安堵だった。なんて気楽。

 

ただ何もせず、ぼーっとしているうち、1日は終わる。

書くことが好きなのに、読むことも好きなのに、どちらもできないで

ぼんやり YouTube を垂れ流しているうち、1週間が終わる。

 

「心配しているんですよ」

「心配しています」

「あなたも会社の一員だから……」

職場から届くメールは、毎回どうしても素直に信じられなくて、

まるで表層をなぞり、形式的な定型文が届いているようで。

メールを開くのが、今度はつらくなった。

 

お医者様は、職場の人に、そんなにいろいろ話さなくていいんだって

言ってくれる。だけど、聞かれたら答えないと「信頼関係が……」とか

いろいろ言われてしまって、だんだん自分が保てなくなっていった。

 

ひとつ前の日記で書いた、ひさしぶりのひどい体調悪化。*1

あのね、わたしやっとね、

いまわたし、お休みしていていいんだって思えた。

あ、なんか、涙出てきちゃった……(笑)

 

わたしはみんなみたいにはなれない。

だって、みんなみたいになりたいわけじゃないんだもの。

わたしは、わたしのありたいわたしでありたいのだもの。

 

さみしいさみしいさみしいさみしい。

それが、わたしの原動力になってしまう。

 

ただ、置いていかれたくないひとたいがいる。

あのひとたちのそばに、もう少し近づきたい。

あのひとたちは、みんなとは全然違うよ、わかるかな。

わかってもらえなくてもいいの、わたしが、わかっているから。

 

ねえ、あきらめが悪いの、わたし。負けず嫌いなのよ。

 

おやすみなさい、知らないことばかりのせかい。

 

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あのこれ、めっちゃ気に入ってて、まじ電子辞書ではカバーできない代物。

一家に1冊以上あって然るべし(写真に写り込んでいる辞典がまさにこれ)。

 

今週のお題「体調管理」

 

リア充っぽいことも、できるようになってきたよ。

*1: