かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

秋、東京

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都心で気に入りの場所はサザンテラスから見渡すでっかい空で、

高層ビルまみれのあの街にあって、どこまでもすこんと突き抜けている。

東京という場がもつ比喩的開放感。

新宿経由だった時分には、あの場所からよく空を見ていた。

 


でもって、やっぱり くるり なのだ。*1

きのこ帝国も好きだけれど。*2

わたしは首都圏育ちであるから、

この身ひとつ東京へやって来たわけじゃない。

学生のころには、渋谷だって原宿だって、池袋だって上野だって、

それから中野に阿佐ヶ谷、麻布十番、六本木、いろんな東京を見た。

でも、当時のわたしにとって、東京は遊び場に過ぎなかった。

スクランブル交差点も乙女ロードも、不忍池も都庁展望室も、

みんなおなじ東京で、友だちとはしゃいで、飲み会をして。

社会へ出たとき、突如東京は見知らぬ街然とわたしの前に立ちはだかった。

東京は生活していくための街へと成りはて、

気がつけば5年、10年と、生きていくためだけの街になっていた。

 

どこでだって、生きていけるはずなのに。

当てどもない希望や野心は、むかし好きだった曲みたいに、

いつのまにかやんわり懐かしいものになっていってしまうのかしら。

なんだかそれは、とってもさみしいね。

 

毎夜、夢ばかり見る。

今朝は高校の校舎がサバンナちっくなアート校舎に建てかわっていて、

吹き抜けを見下ろせる渡り廊下には亜熱帯の魚が泳いでいた。

時期はどうやら新学期らしく、部活動の新入生勧誘のため

各人各部活のユニフォームに着替えており、わたしも剣道着着たいー!

って、おまえ生徒会あるだろってなりながら、なぜか剣道着(白装束!)は

味気ないから袴着付けるとかいって、なんかすごい時間無駄にして、

始業式に遅れそうになるという夢であった。

袴着付けたはいいけど、上履きなくて、はだしで……っていう夢だった。

夢日記いくらでも書ける。

 

おやすみ、せかい。

 

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今週のお題「読書の秋」

ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi