躑躅
しあわせになりたかった。
わたしのことだけ見ていて欲しかった。
だから今度は、 自分に都合のいいことしか目に見えない女の子について書こうかな。
てきちょく。
わからないって突き放すのではなくて、 大丈夫って抱きしめてほしかったんだ。
わかってもらえなかったけれど。
そして、理解できなかったけれど。
わたしは未だに、 いつかは変わるってたどりつけなかった理想像を愛してしまってい るんだろう。
おばかさん。
言われたことばを思い出して、いまさら泣きそうになって、 ほんとうにばかだな。
わたしは誰より大事にしてもらえると信じ込んでいて、 それはまるきり考え方が異なっていたらしくて、だからやっぱり、 どう頑張ったって、 わたしちゃんはこの先も大泣きしつづけたに違いないだろうし、いまこうしてひとりになっていること、それは正し いらしい結果というか、そう思わざるを得ないのだ。
きちんと受けいれられていないから、しんどくなっちゃってるみたいなんだけど。
かなしかったし、つらかったし、さびしかった。
そして、こわかった。
ためらい。
ふいのやさしさが、ひとつずつ失われていくこと。
無駄な記憶力が呼びさます予感と不安。
躊躇し、拒んでしまった。
こわかったのだ。
せかいはうつくしく、決して立ちどまらない。
せかいを食べたら、しんでしまうのかしら。
わたしは人魚の肉を食べる夢をみるために、今夜もつぶやくよ。
おやすみ、せかい。
ええと、ちょっと、ぐっちょん突入しちゃった模様。
考える余裕ができちゃったせいかな。
思考回路を創作方向へシフトさせてくださいねー。 もにゅーん。