みんなみんな、新月のせいにしてくれような。
このあいだの日曜日は早起きをして高校のときからの友人と朝ごはんの待ち合わせ。
ワンプレート ¥1500 前後、それから3段重ねのパンケーキ ¥1300 は二人でシェアした。
プレートはブレックファスト、パンケーキはランチという位置づけをして、めいっぱいお腹いっぱいに。
わたしたちは別々の高校に通っていたのだけれど、気がつけば卒業した学校の友人たちなんかよりずっと深い仲になっていて、複数の高校から集まった10〜20人くらいの仲良しが、いまでも何かというと会えるひと同士で集まって、そのときどきのことについて相談したり悩みを打ち明けたり。
年始の肉初め含め、外へ連れだしてくれたのはあの子たちだった。
彼らと知り合うのは、本来わたしではなくほかの子だったはずなのだけれど、ちょっとしたきっかけでわたしが彼らと出会い、そのまま付き合うようになり、いまでは人生とか将来とか、そういうちょっとくさいことも真顔で話しあう間柄に自分が含まれていることが、ほんとうにふしぎでならないし、そのぶんものすごく救われている。
そのへんの感謝を忘れていたとおもう。もっとみんなに誠実に、真摯にやさしくならなくちゃダメだ。
日曜日はもう終始PMSの話をしていた、周囲などはばかることなく延々と。
偶然二人ともまさに渦中にあり「今日は我慢とかしないで食べたいものを食べようこれはあまやかしではない」という自負のもと、パンケーキを追加注文したのだった。
プレートとセットであったおかわり自由のコーヒーがとてもおいしかった。
正直、コーヒーがあったからパンケーキを食べきることができたようなものだ。
ほんとうによく食べた。
女であるわたしたちの気分屋は三十歳を過ぎてますます上がり下がりが激しくなり、わたしなんかもうそれが原因のひとつに数えられる、薬も飲んでいたけれどむかしほどの効果もなくなり、大事にしたかったものをたくさんこわしてしまった。
小さいころからほんとうに大事にしてきたお気に入りのマグカップまで割ってしまったし。
あれは、地震のときも割れずにわたしの帰りを待っていてくれたのに。
みんなみんな、新月のせいにしてくれような。
来月はかるいといいなあ、なあ御前様よ。