かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

Plants

ヤマアラシのジレンマなら、ずっとよかったのにね。

わたしはまた、おなじ理由で傷つきたくないんだ。 おなじ理由で、相手を罵りたくない。 自分より、相手が大事だった。 だから、というのは理由にならないことに気づかずに、勝手に信じていた。 やがて、どうにもうまく噛み合わなくなった。 相手の言い分が…

白々と夜は明けて

花後かと思いきや、つぼみだった。 太宰治 朝 *1 わたしは起きて、出かける身支度をする。 従兄弟のお兄ちゃんに赤ちゃんが産まれたので、贈りものがしたいのです。 愛蔵版 モモ 作者: ミヒャエルエンデ,Michael Ende,大島かおり 出版社/メーカー: 岩波書店 …

あなたの小さな緑の古宝玉

ベランダの、学名ハイドランジア。 やがて濃いピンクへと染まる萼が、淡く色づきはじめた。 梅雨入り翌日さっそくの梅雨晴れ間、早朝、洗濯機をまわした。 淡い淡い。 五月が過ぎて、六月が来た。 北原白秋 桐の花とカステラ 桐の花を知らなかったよ。 桐箪…

色青く光ある蛇、おびたゞしく棲めれば

桐の葉越の日影薄く、紫陽花の色、淋しき其笑顔にうつりぬ。 泉鏡花 紫陽花 今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」 花の名随筆〈6〉六月の花 作者: 大岡信,田中澄江,塚谷裕一 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 1999/05 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

音色七色

紫陽花なないろ 消化器内科へいく途中、 紫 藍色 水色 赤紫 薄桃 藤色 青 音色七色そろっていたよ。 (今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」) お薬いただいて、ようやく落ち着いてきた。 案の定、ウイルス性腸炎で。 診察台に横たわり、お腹のはりを確認さ…

めぐるたび思いだす季節

めぐるたび思いだす季節。 忘れてしまう。 1か月前の満月を、とても低い位置で見たこと。 目の錯覚で、これまでに見たことがないくらい巨大な満月だった。 夕闇の少し手前、夕焼けの終わり、薄紫から群青へ向かうグラデーションの空色を、満月が明るく照ら…

変わる季節と変わらない季節

うん、ちょっとまた育ちすぎちゃったな。*1 いちょうの木の根元からわっさーと育っている。 はじめ、勢いのよすぎる雑草かと思っていたら、いちょうの脇芽さんたちだった。 葉が大きくなっちゃって、もう茎が見えないや。 動揺。 今朝は薬を飲み忘れ、加えて…

躑躅

✿躑躅 しあわせになりたかった。 わたしのことだけ見ていて欲しかった。 だから今度は、自分に都合のいいことしか目に見えない女の子について書こうかな。 てきちょく。 わからないって突き放すのではなくて、大丈夫って抱きしめてほしかったんだ。 わかって…

暗がりに匂いたつ湿った重さ

ふうむ、Instagram の調子がよくないです。 復旧できるかなあ。ちょっと様子見。アンインストールしてみるのも不安……データは保存されますって書いてあるんだけど、それでも消えてしまうのではと。情弱。 写真としてのデータはiPhoneに保存してあるから、ま…

いつか、このかなしみが

よせる波はひき ひけた波はよる 潮の満ち引きは終わりなく それはわたしたちのかなしみに いつか、などないのだと 月は海面を照らし 真昼間、白く昇る 先生はいたって淡々と この満ち引きにも、やがて 秩序がもたらされると語った わたしは怖れる その秩序は…

はじまる季節

はじまる季節 ちょっと目をはなした隙に、赤ちゃん葉っぱが幼児サイズになっていた。 春はあっちこっち気をとられてしまうから、友だちの赤ちゃんが気がついたらもう走り回ってるとか、そんな感じ。 人事異動で席替えがあり、おとなりになった年下長男がやさ…

うすべに色の

駅までの道のり商店街が、ハナミズキの並木道だった。 朝は慌てていて、せっかくの青空背景なのに、写真を撮る余裕もなくて。 花色ピンクの木が多い。 春は短い。 花の咲いている期間も短い。 ソメイヨシノはもうすっかり葉桜になり、景色に溶け込んでしまっ…

八重桜は鞠みたい。

鞠❀ こまったなあ、元気になる方法が全然わからないよ。 そろそろ、次の物語のことを考えよう。 お部屋帰ってきちゃうと、もうがんばらなくてよい安心感からか、座ってもいられなくって、横になってしまうから、そのまま起き上がれなくなってしまう。 今日は…

知らぬことばかり。

ふさふさと忘れな草 知らぬことばかり。 いまのわたしの状況は、大大大失恋みたいなものでしょう。 信じきっていたひとと、望んでいたような話し合いの時間をもつことができず、しかしあちらは隙間時間の喧嘩のような話し合いで充分話し合ったことになってお…

自分勝手に自分自身を分析してみたところで、

自分勝手に自分自身を分析してみたところで、それはまるで的を射ていない偏ったものでしかないのかもしれないけれど。 かつて、未遂を起こして失明するのかもしれないとおもった十代のあのときの心境と、 気持ちではなんとか前を向こうとしているのに、身体…

花曇り❀

*花曇り❀ みなそこに魚の哀傷、われに涙のいちじるく、きみはきみとて、ましろき乳房をぬらさむとする。この日ごろつかふことなく、ひさしくわれら靈智にひたる、すでに長き祈祷ををへ、いまみれば月も皆既なり、魚の性はせんちめんたる、みよ、うみはみどり…

咲く

❀Bloom❀❀❀ 好きです。大好きです。 好きだったよ。大好きだった。 また、愛しいとおもえるかもしれない。 もう、愛しいとおもえなかった。 セックスで、感情を図るなんて、そんなことが可能なのね。 ああ、でもそんなわたしちゃんも、似たようなものかな。 …

切り花になりたい。

小説を書くのも読み返すのもつらいとか。 ひとと会うのも話すのもしんどくてとか。 仕事は行けても結局ぐったりしてるとか。 ぜんぶ、いつか時間が、年月が、なんでもないことにしてくれるはず。 わたしちゃん程度の落ち込みなんて、そこらじゅうにあふれて…

きらめき、かなしみはつづかない。

まじめなのね。 わたしちゃんは心からの敬意を込めて、そういうところ好きよ、くちづけながら伝えた。 敬語で話していて、思わず一言、タメ口を発してしまったときの、はっとした表情とか(すごくかわいかった)。 仕事の話を聞いたとき、それまでの敬語会話…

おやすみ、ことばのせかい。

スミレちゃんはなにも言わない。 もう少し素直になりたいし、 もう少し思いやりをもちたいし、 もう少しキャパが広くなりたいし、 もう少しやさしくなりたい。 いま、そばにいてくれてよかったな。 泣くのをやめたんだ。 あれはエネルギーを使うから。 あふ…

わたしちゃんたちのターンは、ずっとさみしいの。

わたしちゃんたちのターンは ずっとさみしいの どうして、わたしは傷ついたのかな どうして、わたしはさびしいのかな どうして、わたしはつらいのかな どうして、わたしはかなしいのかな 考えたって答えは出ないんだ ただひたすら時間をかけて 忘れてしまう…

小さなスイッチがひとつずつ

* すみれ スイッチみたいなもの 小さなスイッチがたくさんあって それが ぜんぶONにならないように 止めてるの きみは言うんだ ぜんぶONにしちゃいましょうって だって 遠くに行っちゃうじゃない 遠くに行っちゃうって知ったから きっといま わたしたちこう…

春菊の青きを刻み道を知る

*山のような春菊をいただきまして。実際はこれの3倍ほど。根っこ泥付き!しゃっきしゃき!!!作り置きのスンドゥブ味の煮込みものに追加投入しましたよっと。子供のころは苦手だったのになあ。春菊って大人の味よね。明日も鍋物にしよう。 今朝、今日こそ…

帰り道に色があふれて、春がやってくる。

*帰り道に色があふれて、春がやってくる✿✿ まだ寒かった2月に、水栽培していたヒヤシンスが咲いた。 ラベルは水色の花色だったのだけれど、咲いたのはきれいなむらさきだった。ラベル、色褪せていたのかもしれない。お部屋中によい香りが満ち満ちて、それは…

ミモザの日にはミモザを愛でようと思っていたのだった。

ティファール生活を3年ほど過ごしまして。 いざ、やかんで湯を沸かす生活に戻ってみたところ……すごい時間かかるし沸くまで火にかけていることを忘れないよう気にかけつづけなければならないし、なにこれすごい面倒!! いや、ミモザで検索かけたらティファ…

菜の花と朝

* 菜の花と朝❀❀❀ あったかくなったり、さむくなったり。花粉が飛びはじめたから、もうすぐ春。カスピ海ヨーグルトをつづけていた後輩ちゃんは、まだそこまで症状を感じていない模様。わたしちゃんもまたカスピ海育てようかな、ほんとペットみたいに面倒みて…

かわいそうだね

*❀立春❀Spring is coming... きっと数か月ぶりにお米を炊いた。食器洗えてないし、洗濯物たためてないし、掃除機かけられてないし、部屋は散らかってるし、机の上はものが出しっぱなしだ。ねえスイソちゃん、わたしって几帳面だろうか。いっぱいいっぱいにな…

あたしたちはいいこでなくちゃいけないの。

*Snow Pansy あの子たちは集団で媚を売る。 雪に降られて、いたいけでしょう、あたしたち。 こんなにうつくしいのよ、こんなに! ほら、うつくしいでしょう。 かわいそうだね。 * 最近、遅刻してばかりだ。 偶然、友だちも逆方向のバスに乗ってしまっていた…

休眠期

何も咲かない寒い日は 下へ下へと根を伸ばせ やがて大きな花が咲く。 マラソン選手だったきゅうちゃんの座右の銘。 もうずいぶんむかしに聞いた。 建物のかわいた壁や、夏よりもくっきりと目に沁みる光線や、霜柱が溶けた後の土の盛り上がりや、鼻の奥をつん…

ひやしんす。

ひやしんす。Hyacinth in Sunday morning* ガラス瓶にとじこめて、美少年を育てているの。 囲われたら、もう生まれ変わることもできない。 ものも言わず、あたしだけのものだ。 この世のことなんて、なにも知らない。