かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

淡い恋心のようなもの、壁の向こうの世界

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*「みつあみの神様」今日マチ子

何もない海辺の町と遠くに見える発電所

あの日以降の”ある”世界のはなしだった

たくさんの付喪神たちとひとりの女の子

淡い恋心のようなもの壁の向こうの世界

空っぽのからだにじわじわと沁みていく

不安をまとった期待さよなら僕はいくね

 

いまでも、ときどき考える。

このブログをはじめる少し前、夏の終わり、秋の終わり、冬のはじまり。

あの頃のわたしのせかいには、わたしと彼、ふたりきりしかいなかった。

あの感覚、あれは有り体に言ってしまえば依存の一言で片付いてしまう。

ふたりきりのせかいで、ひとりきりになってしまった極限状態のなかで

わたしは、どうやってこの広いせかいとふたたび繋がればよかったのか。

愛されたいとか、そばにいて欲しいとか、なんだかもう、あの一年間で

一生分の感情を使い切ってしまった気がする。

 

さよならまたね、おやすみ、せかい。

 

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今週のお題「わたしのインターネット歴」

みつあみの神様 (愛蔵版コミックス)

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