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かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

なんもかんもひっくるめて、憂鬱と呼んでいる。それは、わたしという人間をかたちづくり、わたしという人間をあらわし、わたしという人間をつたえ、わたしという人間をつきはなし、わたしという人間をうっちゃり、すべてせんないことよなとあきらめる。

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言わなくてもよかったことを、言ってしまったなあという帰り道。

なるべく、いろいろのことに口出ししないように心掛けているのになあ。

つい、ぺらぺらとうまくないお喋りをして、うまく伝えられずに下手をこく。

どうして、上手にしゃべれないのに、説明できないのに、しゃべってしまうんだろう。

考えて、何度も書き直して、言葉を選んで、やっぱりぜんぶ消して、書き直して。

そういうのくり返さないと、まあまあにもならないのに。

空気読まない子だったなあ、あの発言は。

空気読めてないの、自分でわかってるんだ。

言わなきゃいいのにって、自分じゃなかったらおもってる。

わたしという人間の美徳は、かたらないことだ。

語らないこと、騙らないこと、変換されて気づかされたり。

冷めてる。

女の子たちはとてもすなおだ。

わたしとはまるで別の生き物だ。

わたしは、あの子たちみたいになりたかった。

あの子たちみたいに、きゃらきゃらとした存在でありたかった。

一方で、わたしはあの子たちをばかにしているんだ。

その程度のことで泣いちゃうんだとか、

言わずもがなのことがどうしてわかんないんだろうなとか、最低。

何様だよ、おまえさま。 ふざけてんな。

 

本谷さんが、とうとう芥川賞を獲った。*1

今度こそ、今度こそと、毎年おもっていた。

凛々しい女性だとおもう、私的イメージなのだけれど。

川上未映子さん然り。

矢川澄子尾崎翠倉橋由美子、継承略。

わたし、ほんとうは凛々しい女性になりたい。

みんな、私的イメージなのだけれど。

宇野千代林芙美子樋口一葉森茉莉然り、敬称略。

泥まみれになることなく、きらきらと溶けていった雪みたいなすがすがしさ。

あこがれているあいだは、無理なのだ。

何者かでありたかったね、わたしは。

でも、何者かであったわけではなく、みな何者かになるのだ、おのれの意志で。

 

なんもかんもひっくるめて、憂鬱と呼んでいる。

それは、わたしという人間をかたちづくり、わたしという人間をあらわし、

わたしという人間をつたえ、わたしという人間をつきはなし、

わたしという人間をうっちゃり、すべてせんないことよなとあきらめる。

 

あきらめきれないところに、わたしがいる。

くだらないわたしがいる。

どうしようもないわたしがいる。

ちゃちでちんけでみっともないわたしがいる。

でもせめて、そう言いきれるわたしなら、まだ凛々しい。

それすら自信がない。

なんにもない。

それなのに、必要以上にかたったりして、身の丈に合わず後悔したんだね。

残念ね。

 

おやすみ、ちゃちでちんけでみっともないせかいに眠るわたしたち。

 

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お題「雪」

*1: 異類婚姻譚 第154回芥川賞

 芥川賞に滝口さんと本谷さん 直木賞に青山さん NHKニュース

「賞は作家にとっての餌のように感じることがあって、『もっと書きなさい』と言ってくれているような気がします。その餌がないときでも書き続けることが、作家にとって大事な資質だと思います。自分にそれがあるのか試されます」・・・memo