かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

夜空は群青色の晴天

https://instagram.com/p/5z2k0DAbxX/

満月の夜 #BlueMoon

 

こんなに湿気むんむんなのに、お月さまくっきりの帰り道。

夜空は群青色の晴天。

もやに消されて、真夏の昼空の向こう、富士山は稜線も見えなかったのに。

今夜は once in a blue moon だって。

わたしちゃんてね、晴れ間女なのよ。

お惣菜屋さんの山盛りおかずも売り切れて、Close の文字が傾くガラス越し。

仰げば、お月さまが坂道の少し先をつねに照らす、歩いていく。

わたしちゃんは、あれも欲しい。

誰のものにもならないから、惹かれるのね、きっと。

宇宙から、地球を見たら、やっぱり欲しくなるのだろうな。

大気圏を抜けて、自力で呼吸することのできない真空のせかいへ。

行ってしまったら、帰ってこられないかもしれない。

そこは過去かな。

遡ることはできても、飛び越えることはできないから。

それが、わたしちゃんたちのせかいの次元。

 

愛果ちゃんと暮らす衣魚ちゃんのことが見えてこなくて、

彼かと思っていたら、やっぱり彼女なのかもしれなくて、

けれど、愛果ちゃんは衣魚ちゃんのことを輪郭としてしか知らないから、

彼であろうと彼女であろうと、どちらでもいいのかもしれない。

紙魚さんなのかなとずっとおもっていたのだけれど、

衣魚ちゃんだった。

 

月が満ちて、文月も満ちる。

 

おやすみなさい、青空夜空に月昇るせかい。

 

 にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

Papa, Please Get the Moon for Me (World of Eric Carle)

Papa, Please Get the Moon for Me (World of Eric Carle)