祭り囃子
うだるような暑さと、仰ぐこともはばかられる強い日差し、吹きぬける風もなく、ただただのしかかってくる湿度は、せかいから音を奪うんだな。
一瞬、気持ち復活したのに、また落ち気味なのだ、わたしちゃんったら。
きのう、ちょっこし顔合わせ会みたいなのがあって、半分はじめましてさんたちで。
できれば断りたいかも……と思いつつ、無下にできない後輩ちゃんからのお声がけでだったので、待ち合わせして出かけてきたのですけれど、、やっぱり疲れちゃったね。
じぶんは中途半端だなあ。
大事にしてきた観葉植物のポリシャスが、枯れてしまいそう。
気持ちが落ちると、いつも、いちばん大切な子を枯らしてしまう。
もう、復活しないかな…… このまま乾燥して腐っていってしまうんだろうか。
元気がなくなってしまって、ほんとうにかなしい。
男なんて、9割型じぶんのことしか考えられない生き物なのだと言われ、確かにそのとおりだなあと改めて自覚することもありつつ。
世の中には残りの1割も確かに存在しており、幸か不幸か、わたしちゃんのまわりには、その1割に属すると思われる旦那様が多いのだった。
隣の芝生はあおいかしら。
恋人期間についてはなきにしもあらず。
わたしちゃんは、書きたいことが書き溜められていなくて、それがいちばんつらい。
きっと、見返したいのだろうな。
後悔させたいのね、もったいないことしたねって。
おやすみなさい、音のないせかい。
こたえは、見つかりそうで、みつからない。