秩序と無秩序のあいだ
期間限定で職場にて行われている内職風景に出くわして、
現代アートみたい! と、嬉々とし iPhone を構えたら、
同僚ちゃんに引かれました。
彼女には、内職作業の広がる部屋一帯が、なんだか
「気持ち悪い~」空間に変貌してしまっていたみたいで。
ただの無数の穴なのだけれど、その無数の穴が、
あちらこちらで空けられた土台の成れのはてとなって
部屋中に散乱しているという無秩序。
あれは、ひとを怖れさせるのだなあ。
おもしろがったわたしちゃん反面、
身を引き表情まで若干引きつっていた彼女を見て、
芸術って元来、気持ち悪くてあたりまえ、美醜紙一重よね、
などと無駄におこがましい連想をかましました。
これはただの、穴の空いたダンボール、
その群れの切れ端に過ぎないのです。 数日ツヅク。
おやすみ、あらゆる連鎖のなかにこそ
秩序はあるに違いない、せかいのつづき。
本棚のこやしにしてしまっている……〻〻
- 作者: ピーター D.ウォード,長野敬,野村尚子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 単行本
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