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かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

鉄塔

*梅雨 *Rain mental memory

https://instagram.com/p/4HZWMMAb7F/

鉄塔

 

今日は、少しはやく帰ってきた。 

早退じゃなくて、直帰。

ちょっとしたイレギュラーが発生して、16時過ぎに取引先までタクシーで向かい、どっさり書類渡して任務終了。

最初はレンタカー借りて往復もにゃもにゃな対応策検討していたから、免許もってないわたしちゃんには声かかることないでしょーもいもい定時までがんばりましょー(きのうから調子よくない)しかし暇だ……とか思っていたら、レンタカー借りるほどの書類移送は必要ないことが判明して、紙袋ひとつ、タクシーで運んで、そのまま帰っちゃっていいよーって。

ぶちょーさん鶴の一声。

ほえええええ。

きょう、半休で帰っちまおうか午前中逡巡していたから、定時前直帰とか、ひゃああああとなった。

結局、慣れてないタクシー移動(しかも一人)で、そわる自分。

はやく帰らせてもらえて助かりつつ、ひさびさに不安まみれたわー。

そんな帰り道の鉄塔。

 

たぶん、思いだしちゃったのもあるよね。

取引先近くのレストランへ、30才の誕生日、連れていってもらった。

あのとき、すごくうれしかったんだ。

無理言って、サプライズ演出してもらって。

普段そんなことしてくれないひとだったから、ギリギリまでぶちぶち言いつつ、ちゃんと予約してくれた。

半年くらい前から、30才だから! 節目だから! って、詰め寄って。

そうね、あのときがいちばんうれしかった。

どこへ向かうかも内緒にしてもらって、つぎはこっちって電車を乗り換えていくうち、なんとなく行き先はわかっちゃったんだけれど、それでもすごく楽しみで、思わず、楽しみだねーなんて口走ってしまった自分を覚えている。

小学生が遠足へ向かうわちゃわちゃ感そのもの、うざいくらい胸いっぱい。

 

帰り道が、まんまあの日のなぞりがきで、余計心臓が痛い。

次は、俗物であることを自覚している女の子の話が書きたいのに。

こんなわたしちゃんは必要ない。 邪魔。

 

鉄塔の写真は、すっからんと晴れた夏空バックに撮ろうと思っていた。

小雨はしっとりと町を濡らして、呼吸は楽だった。

 

あれは、そびえたつせかいの目印。

おやすみ、せかい。

 

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鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)

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