かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

星つぶて、キシキシキシッと高く鳴き

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星の飛礫

 

くびまわりがつまっている気がして、

七分袖のしましまワンピースの襟ぐりを引っ張ったら、

 

ぱつんっっ

 

はじけてしまった。

床に散らばったビーズを目をこらして拾い集めたのだけれど、

おあつらえむきかな本日のわたしちゃん掃除当番の日でして。

ああ、かなしいかな案の定、ぱちぱちぱちぱちと吸い込み口から

音を鳴らして掃除機に吸い込まれてゆく星のつぶてたちよ……

それでも、なんとか拾い集めたつぶてをつなぎなおし、修繕したです。

今度から、お出かけのときだけつけよう。

 

みじめな姿になってしまったなあと思いつつ、

散らばったビーズは星のつぶてのようで、チコの星。

だから今夜は、よだかをゆめみるよ。

宮沢賢治 よだかの星

 

おやすみ、燐の火のような青い美しい光、

しずかに燃えているせかい。

 

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よだかの星 (日本の童話名作選)

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