爪切りのぱちんと弾けたベランダで行方知れずの眉月は空
本日もおやつの時刻90度手前で、もう帰りたい勢いのぐでたまだるーんに見舞われてしまったのだけれど、きのうにならってコーヒー淹れてみたら、やうやう持ち直した。
ちょうど、お仕事しながらのおしゃべりに花が咲いたのもよかった気がする。
その辺の時刻まで、わたしちゃんのデイリーワークは時間との戦い的なところがあるから、疲れちゃうんだろうね、きっと。
意識的に休憩とっていきましょう。
昼休み明けが13時で、14時半にはぐでたまってしまうの、それなりに落ち込んでしまうのだけれど。
そこんところは気にしないようにしていくのも、意識転化のうちなんだろうなあ。
わたしちゃん、まじめちゃん。
盛り上がった話題は視力の話で。
「近眼のひとは老眼になるとものが見えやすくなるって言いますよね」からの、各人の視力いくつタイム。
わたしちゃんは裸眼でこれ以上計測できませんっていう視力2.0以上をかつてたたき出していたのだけれど、近頃お月さまがふたつに見えるのです、かなしす……という話をしたら、となりの席の年下長男*1がキメ顔でこう言った。
「楢崎さん、それは月がふたつあるんすよ」
わたしちゃんのせかいには、月がふたつあるらしいっす。いやんすてき。
ところで、体調崩してからこっち、くちびるが荒れっぱなしで。
以前は寝る前にヴァセリン塗りたくっておけば、翌朝にはぴっかぴかぷるっぷるになっていたのに、どうにもこうにも乾燥に負け続ける日々。
ただ丸いというだけで、まんまるお月さまからの連想ゲーム。
外国のおみやげリップバームふたつ。
(ちなみに、きのうきょう見たのは細い細い白い月で、爪切りのぱちんと弾けたベランダで行方知れずの眉月は空、など帰り道に詠みました)
先週まで使っていた小分けヴァセリンがとうとう底を尽きたから、いざいざ常備しておいたおふたりさんを解禁。
使い始めて3日目で(しかも職場で数回ぬってるだけ)くちびるが復活した。感動。
女子たるもの、くちびるが荒れていてはプライドに関わるのです。
最近ふれた青年のくちびるが、ふわふわで、はうあうあとなったのだった。
わたしちゃんのせかいには、お月さまがふたつとリップバームがふたつ
近頃、日々とのつながりが希薄になっている。
1週間という区切り、1ヶ月という区切り。
周囲が、まだ水曜日かーとか、もう5月が終わるーとか話しているのを、以前のわたしちゃんなら同調していたはずなのに、ふうん〻〻 でおわってしまう。
わたしは、毎日会社に行っている。
毎朝、お休みのつもりで目が覚めて、ああ今日はお休みの日じゃない、起き上がらなくちゃとおもうときだけ、その日を意識する。
あとは、なんとかこなすだけ。
週末は、予定がないと一日中横になってしまっていたりする。
それが、ますます自堕落な気持ちを呼び起こしてしまうから、やっぱり会社へは行っていた方がいいし、週末休んでまた平日へ戻っていくのが、しんどいぎりぎりのところでいい気もする。
ああ、でもね、少しずつまた本が読めるようになってきたし、その内容にちゃんと興味があるし、先が気になるし、なんもかんも面白くないし楽しくない気持ちだったのに、テレビ番組でのコメンテーター同士のうまい掛け合いや、熱意や涙もろさや心地よさ、それらに笑っている自分がいることに気づいて、ああ、よかったな。
日々をおもうとき、あっというまに宇宙まで思考が遡ってしまう。
わたしたち、どうして生きているのかしらね。
どこからやってきて、どこへいくのかしらね。
なんてさ、ありきたりありきたり。
おやすみ、わたしちゃんのふたつのお月さまがあるせかい。