【金沢】外歩きしてると雨はやみ、室内入ると雨足強まって。すいそちゃんといるとひたすらついてる、って友だちは言った。でもそれは、わたしたちふたりが一緒にいたからだよ、きっと、笑って声にはださなかった。
金沢は一年の半分が雨降りなんですって、今回はじめて知りました。
初日、暑いくらいの晴天だったので、兼六園・金沢城ぐるっとお散歩できてよかったなあ。
二日目は土砂降り文学フリマ。
(5/4 文学フリマ東京 出店します/A-11「星屑と人魚」)
でも、自分たちの移動時は運よく雨が小降りになってくれていて。
ランチ食べに近江市場へ地下道通って上がったときは土砂降りだったけれど。
うまい具合に濡れることなくミニ海鮮丼を堪能できて、ひがし茶屋街にお住まいのおばあちゃんともおしゃべりできて、とても楽しかった。
なにより、金沢のみなさんはほんとうによくお声をかけてくださった。
そっちの通りは濡れちゃうからこっちから行きなーと声をかけてくれるおじちゃんや、お友だち同士並んでどうぞとお席を譲ってくださったり(2回も!)、お店の方々もみんなフレンドリーだったし、なにより金沢の青年たちはみなさわやかで、にこやかで、わたしちゃんたちったらたいそう癒されました。
金沢の町は東京と違って忙しなくなく、この町の佇まいそのものが人々のこころにゆとりを持たせているのかなあ、と昔ながらの街並みが残る裏路地を歩きながら友人と話した。
それから、金沢はとにかくどこもかしこもよい香りのする町でした。
駅もデパートも茶屋街も、一軒一軒のお店もみんな、決してきつくないふんわりとした香炉のただよう、肩の力が自然とかれてしまう、身が軽くなるやわらかな町だった。
おもしろかったのは、3件も取材を受けたこと。
たぶん、2件は文学フリマが着物・袴参加だったので見栄えしていたためかと。
1件は今朝の金沢が25度を超える夏日を記録したので、それについて観光客にコメントとりたかった模様。
しかしながら、午後は雨降りからの土砂降りですでに肌寒くなってきており、記者さんともども苦笑いしながら午前中は暑かったですねーと。
大勢のひとと会って話して、薬が切れてくると偏頭痛ぴしーとはじまったり、動悸激しくなったり、不安混じりになったりもしたけれど、怒涛の2泊3日間、概ね大変充実凝縮した旅行でした。
またいつか、お魚目当てでお邪魔しよう。富山へも行ってみたい。
お麩もおいしかったし、らくがんもほんのりお口のなかでとけてゆきました。
おみやげ渡すのが楽しみね。
【参加します】
5月4日(祝・月)
第二十回文学フリマ東京
会場:東京流通センター 第二展示場
サークル名「星屑と人魚」
ブース:Aー11
過去に製本した文芸同人誌や少女たちによる朗読CDも販売します。
売り子はもちろんハイカラさん✿