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かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

かいじゅうたちのいるところ

 
志麻ちゃん、おもったの。
わたしたち、きっと、ありきたりのしあわせ以上に、やりたいことが多すぎて、でもそれを澄まし顔でこなせてしまえる人種もいて、ああどうしてわたしにはできないんだろう、きっと頑張りが足りないからだ、がんばらなきゃ、ああ、でもやっぱりわたしには彼女たちみたいにあそこまで完璧オールマイティにすべてこなせない、そしたら優先順位をつけて捨てて行かなくちゃいけない。
そんなのってものすごく残念だ。ぜんぶやってみたいのに。ぜんぶかなえたいのに。それが、真面目って言われちゃう側面なのかもしれないし、がんばりすぎって言われちゃう性質なのかもしれない。
たくさん欲しいものがある。たくさん経験してみたいことがある。それらは、世間的にはあまり認められづらいことかもしれない。わかりやすい数値化がされないものだって多い。
だけど、世の中には自分のこころの平穏に素直にむきあって生きている女性たちがいて。
やっぱりお金は欲しいなとか、どうして思っちゃうんだろうって思ったら、それは今の生活をつづけていくなら、お金でもっていくらかのストレス発散や余裕さをえることが、わたしたちのひとまずの安心につながっているからなんじゃないだろうか。
お金ができてから、下地ができてから、好きだけを、こころの安寧だけを求めるなんて、それって元も子もない話なんじゃないのかな。
わたしちゃんは後押しをしてくれる誰かの存在がないと、わずかな一歩すら踏み出せない。
その一歩を、自分から踏み出せるようになったら、どんなにかすてきだろうとおもうのだけれど、まだできない。
だから、いま、できる範囲で、くるしいけれど、しんどいけれど、こころの不調はきっと、これまでのわたしわたしわたしたくさんのわたしたちとの攻防戦だから、ほんの少しでも、したかったことができたら、うれしいなって思おう。
あたりまえのことじゃないから、うれしいって感情は、とても特別なことだから。
 
わたしは、小説が書きたくて、書きたくて。ああ、でもね、そういうことなんだ。
わたしは書きたいのに書けない、読みたいのに読めない、からだにもこころにも心地よい体験しかしたことがないヨガにすら行けなくなる日がある。
そこまできたら、危ういのだ。
怠惰なわけじゃないよ、わたしちゃん。許してあげて。
時間はかかるんだ。そんなすぐに、はいリセットしました、新しいマリオ・ルイージにまっさら生まれ変われるわけじゃないんだ。
たすけられなかったピーチ姫様はたすけられないまま、パラレルの向こう側にいるんだよ。
焦ることを、簡単にはやめられないけれど。じぶんは神経図太いはずって思っていたけれど。
元気? ってたずねられて、笑顔で「げんきですよー♪」ってこたえられるけれど。もう何が悲しくて涙が出てくるなんてこともないけれど。
わたしはいま、おおきくて暗くて輪郭も曖昧な、おそらくとても孤独なかいじゅうと日々をともにしている。
彼は泣き虫でさみしがりですぐに癇癪を起して、拗ねてぶすっとして、わたしちゃんはそれに辟易してしまうんだ。
でも、どうしても見捨てられなくて、一緒にいる。
ねえ、かいじゅうちゃん、だけどあなたを抱っこして眠ると、そのやわらかなもこもこのからだはとても心地いいの。
知ってるんだ。あなたのこと。
だから、ずっと一緒にいるの。
あなたも、一緒にいてくれる。
わたしはあなががいなくならないことを知ってる。いなくなるときは、きっとたくさん生きて、大勢のやさしいひとたちとさよならするとき。かいじゅうちゃんも一緒に姿を消すでしょう。
ねえ、あなたのこと大好きよ。あなたもわたしのこと好きでいてくれるといいな。
ときどきあまえさせて、わたしもあまえさせてあげる。
ねえ、かいじゅうちゃん、わたしちゃんたちはあなたのことが大好きだよ。
 
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