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かなしくなったら、魚の気持ち

生まれ変わったら一頭のくじらになりたくて できれば水素原子くらいちいさくなりたくて かなうなら素数のひとつに仲間入りしたくて ひとだからさきおとといのことを後悔します おやすみはにー♭ 【Yoga Alliance US Teacher Training 200 修了(First class)】

神様のいうとおり

 

わたしもそっち側がよかった。
追いだしておしまい、いいな、うらやましいな。
ここで、一生暮らすのだとおもって、だけどそれがどうにもしっくりこなくて、いまになって、ああこういうことだったのかってわかる。
わからなくていいのにね、そんな予感。
いつまでたってもよそよそしい街並み、わたしの居場所だと感じられない場所、ひとりの部屋。
わたしは、一生ここになんて暮らさなかった。
ときどき、どうしてっておもうんだ。
ただ、有り体のしあわせがほしかっただけなのに。
女子校時代の同級生らが、こぞって赤ん坊の顔をSNSに晒しているような、あれらはとてもわかりやすくて、手に入れやすいファストフード的なしあわせだと思っていた。
わたしはずっと憧れていたんだ、ベタなしあわせのかたち、そうなろうと必死に気取った。
昨夜は大学時代の友人たちとひさしぶりにお酒を飲んで、自分の現在の状況を伝えようとして言いよどみ、結局口に出せなかった。
たくさんお祝いしてもらったのにな。
その場が、わたしの話になってしまうのが嫌だった。
大丈夫だよとか、元気だしてとか、そういうの受けとめられないから。
そのくせ泣くのだろうしな。
しあわせになりたかっただけなのにな。
無理って、ひどいことばだ。
もう無理だから。
そうね、わたしもそう思った。
それでも、歩みよれると、わたしひとりだけが、特別に、特別になりたかったね。
ぜんぶ空回り。
がんばっちゃいけなかったみたい。
不安に押しつぶされそうで、がんばらないわけにいかなかった、だってひとりで待ちつづけることにもう耐えられなかった、どうしたらいいのかわからなかった、愛する相手を間違えたのだ。
神様に言われました。
スイソちゃんにはやさしくしなければならぬ、と。
友だちはむかしから、そういうことを平気でわたしちゃんに伝えてくるふざけたやつで、あんたなんか大嫌いだけど、超味方だよ、だって。
どうして友だちには恵まれているのに、ただひとりのひとの見極めは間違えちゃったのかな。
依存する相手が欲しかっただけだから、仕方ないか。
書こう、わたしちゃんたち。
10年を区切りにめぐってくる望まないサイクル、またつぎもやって来るのかなあ、、今年は大厄です。

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神様のいうとおり

神様のいうとおり