希望について
文字が頭のなかでただ文字として散らばっていてジグソーパズルを箱からぶちまけたようなありさま表も裏も好き勝手鏡文字なのかもしれないしいくつかひろって単語はできてもほんとはこれぜんぶ使いきって物語になるはずで途方もないよね無理だと思うなんとか整えてもだんだんひずみが生じてきてこれじゃどうしようもないきっとなんとかなるはずなんてどうして現実ではおもえたんだろう虚構ではしんじられなくて当てどころのない焦燥感ばっかりやめてって怒鳴ってるのに耳元でいつまでも話しつづける話し声うるさいなあある晩湯船にもぐって大声をあげてみた奇声なんて発してはいけないの貧乏くじをひくのはいつでもわたしだ全部受け入れてしまうからあの子なら大丈夫でしょうって思われてしまうんだろうねきっとそれはよいことなのだけれどときどきときどき心底しんどいね。